【第1章】感情をみると、まわりの現象の謎がとける!

こんにちは、かずみんです!

前回のお話では、『文句は、助けての声』とをお伝えしましたね!

でも、実際はなかなかそんな風に思えないよ!!!と思う方も多いと思います。

『助けての声』を聞き取れるようになるには、
実は『自分自身の感情』について知っていくことが必要です。

今日は、その『自分自身の感情』についてお話していきますね(^-^)

1、感情が引き起こるワケ

保護者の方からメッセージをいただいたとき、それを「文句や攻撃」と捉えるかどうかは、実はあなたにかかっています。

なぜそれを「文句や攻撃」と感じるかというと、

それは、あなたの中にある「押し込めた感情」に触れるから。
そしてこの感情は、今ここにあるものではなく、”過去”のものなのです。

過去に「失敗した・辛かった」などの感情を、感じ切らずに、不完全燃焼のまま心の奥に押し込めてしまったものです。

そうやって押し込めた量が多いだけ、他人からの文句(質問)に反応してしまうのです。

それらの埋め込まれた感情は、いつも癒されたいと思っているので、

文句が来ると「今こそ癒すチャンスが来た!」と心がザワザワするのです。

2、感情は癒されるチャンスを狙ってる!”感情の袋”の話

でも、文句を言ってきた相手に、あなたも同じ調子で話をしたらどうなるか想像できますよね?

そこで、私たちはまた我慢をして、さらに心の奥深くに、出てきた感情を押し込めます。

当然、傷ついた感情の袋はさらに大きくなります。

その袋は、完全密閉できないので、少しずつ感情がもれています。
そして、相手に伝わってしまうことがあります。

文句を言っている相手は、その感情を感じとります。

文句を言っている相手は、感情の袋が開いているので、こちら側が文句を言っていると感じれば、さらにヒートアップします。

感情の袋の口が開けば開くほど、今回の文句に関係のない感情まで、芋づる式に出てきます!

それは、相手も深いところで、自分の押し込めてきた感情を癒したいと思っているから。

でも、そうなるともう大変です。

私たちは、ただただ、その攻撃を受け続けるか、自分自身の感情の袋の口も開いてしまい、戦ってしまうのどちらかです。

こんな光景を、現場で何度も見たことがあります。
これは保護者もあなたも、どちらも幸せではないですよね!

3、自分の感情に興味を持ってみる!

ここでのレッスンは、日頃から自分自身の感情に興味を持つことです。

人間は、感情の生き物です。感情とどう付き合っていくかで、人間関係が大きく変化していくのです。

怒りっぽい人に近づきたいですか?
何を感じているか全然わからない人と一緒にいたいですか?

教師の仕事をしていると、感情に正直な子供たちと多くの時間を過ごします。

彼らの多くは、自分の感情に正直ですよね。
痛ければ泣くし、嫌なら怒る、うれしければ喜ぶ、心配事があれば落ち込む。

でも、大きくなるにつれて、我慢することを覚えて、あまり感情を表に出さなくなる子もいます。とくに、”悲しみ”や”怒り”の感情を出さなくなります。

もちろん子供なので、どこかのタイミングで感情が爆発することもあります。

それならまだいいのですが、感情の我慢が精神的な健康に影響して、病気になったり、登校が難しくなってしまうケースもあります。

子供たちにも、感情を感じることの大切さを教えていく必要がありますね。

4、押し込めた感情は、周りの人が見せてくれる

大人になると「感情的になる」って、あまり良くないイメージがありますよね。

あなたも、怒っているのに怒ってないふりをすること、多くないですか?

不思議なのですが、怒りを押し込めていると、自分の周りに怒っている人が多いことに気づくのです…。あの人また怒ってる。あ、あの人も…。

あなたが、怒りを押し込めれば押し込めるほど、増えていくんです(笑)
冗談ではなく、本当です。

それは、あなたの怒りを周りの人が代わりに見せてくれているから。

え、どういうこと?!
最初は、私もそう思いました。そんなことあるはずない!って。

でも逆に、自分が機嫌がいいと、周りに機嫌のいい人が集まってきませんか?おもしろいですよね。

とくに人と関わることが多い仕事の方は、この『感情』というものに興味をもって

『いま自分は何を感じているんだろう?』
と感じてみる時間をとってみてください。

嫌な感情がわいてきたときも、「自分の中にあるその感情を癒すチャンスがきた!」と考えると、怒った人が来た時にも、光が見えてくるのです。

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